車のフロントガラスにお疲れ様です。 (物流 製造 運送)
おはようございます。
田崎です。
先日営業で車を走らせていた時の出来事。
走っているとフロントガラス下に何やら怪しい影が…
目を細めてよく見てみるとそこにはあの方が…
バッタ兄さんです!
「バッタ兄さんこんちわーッス」
私は挨拶を交わしましたが、一向に去る気配なし
「兄さんそんなところにいつまでもいたら危ないですよー」
すさまじい跳躍力を持つ泣く子も黙る兄さんでもさすがに60kmで走る
車のフロントガラスにいたら危ない!!
私は徐々にスピードを落としていった。
よくみると何やら兄さん様子がおかしい
飛ぼうとしているのに、飛べない状況に見える…
その時衝撃の事実を目の当たりにしてしまった!
「兄さんワイパーのゴムに足引っ掛かってますやん!」
後ろ足のギザギザがワイパーのゴムの間に入り込み抜けないという
不測の事態!!
しかも追い打ちをかけるような梅雨時期のスコール
このままでは…
ワイパーが使えん!
私は車を一時路肩に止めて、兄さんの救出を第一優先と考えた
兄さんの救出は難航を極めた。
足のギザギザがゴムにめり込み、無理に抜くと
骨折、下手したら切断もあるからだ。
なにかいい方法は?試行錯誤を重ね絞り出した方法は…
私は一つの秘策を思いついた!
「これは…ゴムごと兄さんに持って帰って頂くしかない!」
私は自身の財産であるワイパーのゴムを兄さんに献上することを決断した。
早速ワイパーブレードからゴムを抜き取った
その時
ワイパーゴムから兄さんの足が外れた、兄さんフルパワーで
脱出を試みていた反動が一気に開放し兄さんの渾身の蹴りが
私の顔面を深くえぐった
「チクチクして痛い!」
それは刃物の先っぽでツンツンされるような痛みだった!
そんな障害事件を起こした兄さん
悪びれた様子もなく無言で歩道横の事務所に帰っていった…
私は兄さんに深々と90度にお辞儀をし車に乗った。